ホッキョクグマに迷惑?トム・クルーズ「ミッション:インポッシブル」撮影に地元が難色

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前人未到の超絶アクションに挑戦し続けるトム・クルーズだが、「ホッキョクグマの首都」とも呼ばれるノルウェー領スバールバル諸島での撮影を拒否されていたことがわかった。

英紙テレグラフによると、地元制作会社PolarXが「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART TWO」を撮影するため、数十回に及ぶヘリコプターの着陸許可を申請したところ、ラース・ファウス知事から、野生動物の保護を理由に却下されたという。

スバールバルは、北極から約1,000キロ離れた位置にあり、人口は約2,500人。約3,000頭のホッキョクグマが生息していると推測されている。2002年に公開された「007/ダイ・アナザー・デイ」でもロケ地として使用された。

環境局トップのクリスティン・ヘッゲルンド氏は、「ほぼ手付かずの環境を維持するため」と理由を語り、「すべての通過は、人間や動物に余計な混乱を招かない方法で行われるべきだ」と加えたという。

なお製作会社は、この決定に対し、再検討を求めている。

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ノルウェーの文化大臣は、ロケ地に使用する際に提供している助成金を停止したとも伝えられている。

過去にスバールバルで、トム・クリーズと仕事をしたというヘリコプタースタントの操縦士、マーク・ウルフ氏は英紙タイムズに、トムはスノーモービルより、ヘリのアクションを好むと振りつつ、また同地は「世界のホッキョクグマの首都」だと説明。季節によっては、繁殖が行われ、今はちょうど冬眠から目覚めたばかりだろうと語っている。

「デッドレコニング パート2」は来年6月に公開を予定している。

トム・クルーズは先週、「トップガン: マーベリック」が作品賞などにノミネートされた第95回アカデミー賞授賞式の出席への見送った。同作が撮影中であることを理由にしたと伝えられている。

▼「デッドレコニング PART ONE」の予告編。今年7月14日に公開される。