チャージングブルに「かぎ十字」落書きの男、ヘイトクライムで起訴

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ニューヨーク市内で、ナチスのかぎ十字などを落書きして回った男が、ヘイトクライムとしての器物損壊罪など複数の罪で起訴された。

マンハッタン地区のアルビン・ブラッグ検事の発表によると、起訴されたのはジェームズ・ライアン被告(40)。

被告は2021年12月13日、ロウアーマンハッタンにある市庁舎建物の敷地の門に近づき、柱にかぎ十字と黒人差別的な文字を落書きした。さらに翌日、金融街にあるファーマシーの外に、スプレーで、大きなかぎ十字と黒人差別の言葉を落書きし、その数時間後の午後10時には、ウォール街のチャージングブルの銅像に、大きなかぎ十字と文字をペイントした。

ブラッグ検事は、「マンハッタンの最もアイコニックなシンボルである、ウォール・ストリートのチャーイングブルにヘイトの紋章を残した」と述べ、「ニューヨークにヘイトの居場所はない。攻撃的で有害な行動を容赦しない」と発表した。

マンハッタン地検では現在、反ユダヤ主義に関連する憎悪犯罪について、約20件の事件を抱えているという。

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重量3.5トンのチャージングブルは、ブラックマンデーから2年後の1989年12月15日、アーティストの故アルトゥーロ・ディ・モディカ(Arturo Di Modica)氏が「ニューヨークや世界を激励するためのギフト」として、証券取引所のクリスマスツリー付近に無許可で設置した。像はアメリカの金融復活のシンボルだとして、人々からの支持を獲得。一旦撤去されたが、モディカ氏と市公園局が交渉の末、現在の場所(ボーリンググリーン)に設置されることになった。