NY市での歩きタバコ禁止へ 議員が法案提出

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22日、ニューヨーク市のピーター・コー(Peter Koo)議員は市議会に歩きタバコを禁止する法案を提出した。法案が議会を通過すると、違反者には50ドルの罰金を科すことができる。

コー議員はメディアに「歩きタバコをするということは、喫煙者の後ろの歩行者が副流煙を吸うことになる。ニューヨークは人口が密集している都市で、800万もの人々がいる。歩道はみんなのものだ。」と語り、「歩きタバコの人の後ろを歩いて、5分や10分の間、苦しんだ経験は自分自身何度もある。歩きタバコの後ろでベビーカーを押すお母さんが、赤ちゃんを受動喫煙にさらしてしまうところだって目にする」と規制の必要性を述べた。

法案は、道路や公共の広場で歩きタバコをすることを禁じるもので、外で立ち止まって喫煙することは禁じていない。

ニューヨーク市では、2003年よりバーやレストランでの喫煙が禁止され、2011年からは公園やビーチでの喫煙が禁じられている。また昨年8月には、タバコ最低料金の13ドルへの引き上げやファーマシーにおけるタバコ販売の禁止、居住建物内の共有部分における禁煙の厳格化など、喫煙人口低下に向けた7つの新法案が成立している。

ニューヨーク タバコの最低価格を13ドルへ 新法案が成立

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