ラッセル・クロウ、日本食レストランへの入店を拒否される

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映画「グラディエーター」でアカデミー主演男優賞を受賞した大物俳優ラッセル・クロウが、オーストラリアで日本食レストランへの入店を拒否されていたことがわかった。デイリーメール・オーストラリアが報じた。

ラッセル・クロウはこの日、ガールフレンドのブリトニー・セリオットとテニスをプレーした後、メルボルンにある日本食のフュージョン料理店「ミスター・ミヤギ」を訪れた。しかしスタッフは、店のドレスコードに違反したとして、入店を断った。同店は「カジュアルだがファンシーな服装」を推奨しており、作業着やアクティブ・ウェア、ノースリーブ、サンダルを着用した客の入店を禁じているという。

ちなみにラッセルのマネージャーによると、入店時はラルフ・ローレンの新品のポロシャツを着ていたという。

ミヤギのオーナー、クリスチャン・クライン氏はシドニー・モーニング・ヘラルドの取材に対し、「われわれは皆を同じように扱う。あなたが誰であっても、ラッセル・クロウであろうと関係ない。ドレスコードは、あらゆる人々に順守してもらう」と対応を擁護。われわれの対応は「一貫しており、不合理だとは思っていない」と語った。なお、入店を断ったスタッフは、ラッセル・クロウについて知らなかったという。

そうはいうものの、内心では行き過ぎた対応だと思ったのだろうか。この騒動の後、ミスター・ミヤギは服装に関する規定をアップデートした。

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24日、SNSに投稿した看板の画像には、「スマート・カジュアルな服装で。もしあなたがラッセル・クロウでなければ、何でもどうぞ。ただし、マネジメントには、入店を拒否する権利があります」と書かれている。

さらにラッセル・クロウ本人に宛てたメッセージでは、「先日のご来店の際、私たちは対応を間違ったようだ。出来事について熟慮した結果、ドレスコードを恒久的に変更した」と説明。ご来店をお待ちしておりますとラブコールを送った。

店側の対応には、賛否が寄せられている。コメント欄には「ハリウッドのエリートらに、適切な服装や口のきき方、あなたは宇宙の中心ではないなどと、基本的なマナーを教えている姿を想像するのは素晴らしい」と、セレブを一般人同様に扱った店の対応を賞賛する声がある一方で、「他人の服装や社会的ステータスは気にしない。古臭いカスタマーサービス」「ポロシャツは、スマート・カジュアルではないのか?」「ラッセルは一般人と同じ扱いを受ける必要はない。どんな服装でも、歓迎してくれる店は他にある」と批判的な意見が投稿されている。また、方針変更後のドレスコードで、ラッセル・クロウを例外扱いしているとして、「ダブル・スタンダード」「偽善者」などと憤慨する声も上がった。