年齢の懸念は「ごもっとも」、バイデン氏 出馬の可能性に言及

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バイデン大統領は、ABCニュースとの独占インタビューで、再選を目指す意向を改めて示した。ただし「片付けなければならないことが多すぎる」と話すなど、公式発表はまだ先だとした。

史上最高齢で大統領となったバイデン氏は、これまでも繰り返し出馬の意向を示しているが、まだ確約をしていない。

24日の番組で、「出馬をしますか」と単刀直入に聞かれると、バイデン氏は「どうやら今日、誰かが私の妻にインタビューしたようだ」と、同日報じられたAP通信によるジル夫人のインタビューに触れつつ、「最初から出馬するつもりであるが、選挙戦を始める前に当面は片付けなければならないことが多すぎる」と話した。

ジル夫人は訪問先のケニアのナイロビで取材に答え、「彼はまだやり終えていない。彼はまだ始めたことを終えていない。それが重要だ」と説明した上で、発表の時間と場所を検討する以外に、残っているものは「ほとんど」ないと答えた。夫人の発言は、バイデン氏の出馬の可能性を最も明確に示したものだと報じられた。

バイデン氏は、夫人の発言について聞かれると、笑い飛ばした上で「完全な選挙戦に入る前に、ほかにやることがある」と繰り返した。

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AP通信によると、バイデン氏の側近は、出馬のタイミングは4月になる可能性が高いと述べたという。4月は、オバマ元大統領が再選キャンペーンを正式に開始した時期と重なる。

バイデン氏はまた、出馬の決定に際し、年齢を考慮に入れるかと質問を受けると、「いいえ」と答えつつも、有権者が心配するのは「もっともだ」と回答。「私の年齢を問題視するのは正当なことだ。そうすることは全く正当だ。私が言えることは、『私を見ていてくれ』ということだけだ」と語った。

再選した場合、バイデン氏は2期目の開始時に82歳となる。

年齢は両党にとってホットなトピックで、共和党はこれを攻撃材料としている。

15日に出馬を表明したニッキー・ヘイリー元サウスカロライナ州知事は、最初の政治集会で、世代交代を訴え、75歳以上の政治家に精神能力検査を義務付けるべきだと主張した。

ヘイリー氏の発言は、対抗馬であり、6月に77歳の誕生日を迎えるトランプ前大統領を意識したものとも考えられるが、トランプ氏は自身のSNSで「大統領職に立候補するすべての者は、出馬宣言と同時に完全な精神能力検査に受けることに同意するべきで、程度の差こそあれ、身体的能力を証明する検査にも同意するべきだ」と投稿。ヘイリー氏の主張を支持する姿勢を示した。