ボディ・カメラ映像が公開、女性警官 ハンマー男と「命を賭けた」格闘の一部始終

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コネチカット州で12日の朝、女性警官がハンマーを持った男に襲われる事件が発生した。当局は警官のボディカメラの映像を公開した。

事件があったのは午前6時30分、ミドルタウンの住宅街で男が大声を上げてガラスを破壊しているとの通報が入り、深夜から勤務していたカーリ・トラヴィス氏が最初に現場に到着した。

16日に会見を開いたエリック M.コスタ署長の説明によると、車から降りて通報のあった住居に徒歩で近づいたトラヴィス氏は、ウィンストン・テイト容疑者(52)が武器を手にしているのを目撃した。

武器を手放すよう求めたが、容疑者は要求を拒否。命令を繰り返し、無線で応援を求めるトラヴィス氏に突進してハンマーで襲いかかった。

距離をとり銃を引き抜いたトラヴィス氏は、倒れながらもテイト容疑者に向けて複数回発砲した。容疑者はそれでも攻撃をやめず、「命をかけて戦う」トラヴィス氏を、ハンマーで殴打しつづけた。

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テイト容疑者は一旦家へと戻ったが、応援にかけつけた警官らが住居を取り囲み、地下室から出てきたところを拘束された。その後、救急隊員による治療を受けた。トラヴィス氏はハンマーによって左手を負傷し、病院で治療を受けたという。

テイト容疑者は、第一級暴行や警官への暴行、業務執行妨害などの罪で起訴された。保釈金は50万ドルに設定され、出廷は10月3日を予定しているという。