ケンタッキー州ロックキャッスル郡の裁判所は、友人男性に暴行をふるい死亡させた女に禁錮20年の刑を言い渡した。被告は暴力の間、飼い犬のピットブルにも襲うよう命じていた。遺体の顔や頭には、噛まれた傷跡があった。

刑が言い渡されたのはメリッサ・ウォルク被告(40)。2020年1月、ドナルド・アブナーさん(当時55歳)を殺害したとして、殺人罪などで起訴された。

地元メディアなどによると、事件はウォルク被告の自宅の裏庭で起きた。捜査官の話では、通報を受けた警官が駆けつけた際、被告はアブナーさんに馬乗りになって暴行を振るい、ピットブルに襲うよう指示していた。

警官らは被告を被害者から離れさせるためにテーザー銃を使用した。一方、ピットブルは攻撃的で、ウォルク被告が呼び寄せるのを拒んだことから、射殺せざるを得なかったとしている。

州警察の警部の話によると、通報した隣人は、捜査官の質問に、事件前に騒音が聞こえたため、確認をしに行くと、ウォルク被告がアブナーさんに暴行を加えているのを目撃したと証言。さらに犬に「良い子だ、やっつけろ」と指示していたと話した。犯行の様子をビデオに撮ったが、「見返すのは気分が悪い」として削除したという。

ウォルク被告は、取り調べの最中、取り乱して泣き始めたといい、「なんてこと、彼にカッとなってしまった」などと話したという。事件をあまり覚えておらず、喧嘩についても思い出せなかった。飲酒でトラブルを起こした過去があり、何度か禁酒にも取り組んだことがあると明かしたという。

アブナーさんとは20年来の友人だと説明。飲酒で意識を失うことがあり、アブナーさんにもこれを警告したことがあると話したという。

ピットブルについては、以前は闘犬だったと明かす一方で、飼っている間はフレンドリーで従順だったとも語ったという。