ペイレスシュー 米国全店舗を閉鎖へ

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靴量販店のペイレスシューソース(Payless ShoeSource)は16日、プエルトリコを含む米国の2,100箇所の全店舗で閉店セールを開始することを発表した。同時に、ECサイトのオペレーションも終了する。閉店は3月から開始するが、ほとんどの店舗は5月まで営業し、セールを継続するという。

ペイレスシューは2017年4月に連邦破産法第11条(チャプター11)を申請。約400店舗を閉鎖し、数百万ドルの債務を清算するなど、再建計画を進めていた。一部の報道によると、今月末に2回目の破産申請を行う。

ホームページによると、1956年にカンザスのトピカでスタートした同社は、現在世界40カ国に3,600箇所の店舗を展開しており、18,000人が働いている。米国での事業終了は、海外のフランチャイズおよび中南米の店舗には影響を与えない。

チャプター11を申請した企業が再建に失敗し、倒産に至った近年のケースとしては、ラジオシャック(Radioshack)、ジャンボリー(Gymboree)、トイザらスボントン(Bon-Ton)がある。

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同社は、顧客がオンラインでますます購入するようになるなど、店舗への客足の減少に直面していた。さらにTJマックスやノードストロームラックといったディスカウントストアとの競争が、売り上げ減少につながった。