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NY市、屋外教室を許可。学校は「発砲事件や薬物」に懸念

デブラシオ市長は24日、新型コロナウイルスの感染防止対策として、市内の学校に屋外での授業を許可すると発表した。学校は校庭などの敷地内のほか、道路や公園などでの学習計画を市に申請することができる。

テントなど必要な備品は、各地域のPTAが用意する必要がある。地域によって所得格差があるため、市長や教育総長は、富裕層の地区に対し、他にリソースを提供するよう推奨しているという。

校長組合の委員長Mark Cannizzaro氏は声明で、市長と教育局の発表を「遅すぎる、かつ無計画だ」と非難した。資金がなければ、現存する格差をさらに拡大するだけだと語った。

またブロンクスの校長は、子供たちが発砲事件に巻き込まれたり、公園で使用済み薬物の注射器を拾ったりするのではないかと懸念を示した。ブロンクスでは発砲事件が増加。先週末にも、学校付近の路上で、女性が銃で撃たれ死亡した
ある校長は、新型コロナだけでなく、HIVについても心配しなければならない。屋外での授業は安全でないとニューヨークポスト紙に語った。

市内の学校は9月10日に再開を予定している。教員組合は、PPEやフィルター付きのエアコンなど、学校を安全に再開するための準備がまだ整っていないと主張。安全基準を満たしていない場合は、ストライキの実施を辞さない構えを示している。

なおデブラシオ氏は25日、「換気チーム」を発足し、1600校のパブリックスクールの換気状況について1週間で検査すると発表した。

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