ニューヨークで初の自動運転車 走行開始

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ブルックリンのネイビーヤード(Brooklyn Navy Yard)で7日より、ニューヨーク州初の自動運転車の走行がスタートする。民間企業による自動運転は今回が初めて。

自動運転車は、マサチューセッツ工科大学(MIT)の卒業生らが2015年に創業した「オプティマス・ライド」(Optimus Ride)社が運営する。

6台の車両が、平日はNYCフェリー乗り場「Dock 72」から、フラッシング・アベニューの「ヤーズ・カンバーランド・ゲート」(Yards’ Cumberland Gate)間を巡回走行する。週末はDock 72と「ビルディング77」(Building 77)間を走行する。
時間は午前7時から午後10時30分までで、乗車料金は無料。1日あたりの乗車数は約500人を予定。

オプティマス・ライドの共同創始者、ライアン・チン(Ryan Chin)最高経営責任者(CEO)は声明で「ネイビーヤードでの自動運転の開始は、同社のシステムが安全かつ効率的な輸送手段ということだけでなく、構造化された環境の中で、自動運転車が現実世界の問題を解決できることへの証明になるだろう。」と期待を述べた。

現在万が一に備え、前方席には運転手とソフトウエアオペレーター同乗するが、年内には完全に無人運転となる予定だという。

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ネイビーヤードは、他の一般道路よりも規制や制限が少なく、都市技術の研究センターとなっている。バイクシェアプログラムのシティバイク(Citi Bike)もネイビーヤードで実験が始まった。
現在400社と1万人の労働者が集う。製造工場や食品工場の開設を予定しており、2021年末には同地での雇用を2万人へと増加する計画だ。