オバマ夫妻、米国で2018年最も尊敬される人物に

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米調査会社ギャロップ(Gallup)は、毎年恒例の米国で最も尊敬される人物を発表した。
今年は、ミシェル・オバマ(Michelle Obama)前大統領夫人が、初めて1位を獲得。バラク・オバマ(Barack Obama)前大統領も、11年連続で1位となり、夫婦そろって、最も尊敬される人物に選ばれた。ドナルド・トランプ大統領は、男性部門で2位となっている。

女性部門

15%の票を獲得し、今年断トツの1位に輝いたミシェル・オバマ氏は、これまで3年連続で2位に選ばれてきた。11月に発売した回顧録『ビカミング』(Becoming)が、発売1ヶ月後に年間ベストセラー1位を獲得し、全米のブックツアーも完売となるなど、国民の間で高い人気を博す。

ミシェル・オバマ
Debby Wong / Shutterstock.com

2位にはテレビパーソナリティーとして活躍するオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)氏(5%)、3位は17年首位を獲得していたヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏(4%)、4位はメラニア・トランプ(Melania Trump)大統領夫人 (4%)、5位はクイーン・エリザベス(Queen Elizabeth)女王(2%)となっている。エリザベス女王は、50回目のトップ10入りを果たした。

ルース・ギンズバーグ
米最高裁判所のルース・ギンズバーグ判事 Rob Crandall / Shutterstock.com

6位以降は、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相(2%)、ドキュメンタリー映画が公開され、大きな注目を集めた米最高裁判所のルース・ギンズバーグ(Ruth Bader Ginsburg)判事(2%)、テレビ番組ホストのエレン・デジェネレス(Ellen DeGeneres)(2%)、元米国連大使のニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)(1%)、人権活動家のマララ・ユスフザイ(Malala Yousafzai)(1%)、米下院民主党のナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)院内総務(1%)がランクインするなど、政治に関連する人物が名を連ねる。

男性部門

19%を獲得し11年連続の1位となったオバマ前大統領は、過去に12回、1位に選出されたアイゼンハワー(Eisenhower)元大統領に迫る勢いとなっている。

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トランプ大統領(13%)は4年連続2位となった。ギャロップによると、現役の大統領が1位に選出されないのは、調査開始以来、トランプ大統領が初めてだという。
また、投票結果は、民主党支持者と共和党支持者によって、大きく回答が異なると指摘している。

ギャロップ
©Gallup

次いで、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)元大統領 (2%)、フランシスコ(Pope Francis)法王 (2%)、マイクロソフト創始者のビル・ゲイツ(Bill Gates) (1%)、バーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員(1%)、ビル・クリントン(Bill Clinton)元大統領(1%)、ダライ・ラマ(Dalai Lama)(1%)、ジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領(1%)、テスラCEOのイーロン・マスク(Elon Musk)(1%)、マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領(1%)の順となる。

ギャロップの調査は1976年を除き、1946年から毎年実施されている。今回の調査は12月3日から12日の間、全米在住18歳以上の1,025人を対象に自由形式で実施された。