5億円の品物押収 組織的万引きで41人を起訴

ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は26日、レティシア・ジェームズ州司法長官らと会見を開き、ドラッグストアや百貨店で大量に商品を盗ませ、オンラインで売りさばいていたとして、主犯格の男をはじめとする41人を起訴したことを明らかにした。

主犯格とみられるのはロニ・ルビノフ被告。捜査当局は逮捕するにあたり、ルビノフ被告の拠点から380万ドル(4.8億円)相当の商品、ギフトカード550枚、30万ドルの現金を押収した。

発表によると、ルビノフ被告は仲間らとともに、窃盗の常習犯らに特定の商品やギフトカードを盗むよう指示。盗まれた商品を小売価格の数%の値段で買い取り、eBayの「Treasure-Deals-USA」という店で販売していた。

ニューヨークタイムズによると、標的としたのは百貨店のニーマン・マーカスやブルーミングデールズ、大手ファーマシーのCVS、コスメチェーンのセフォラなど。レブロンやバーツ・ビーズ、ヴィシーなどのスキンケアアイテムからジミー・チューのハンドバッグ、グッチやオスカー・デ・ラ・レンタといった高級ブランドの服を盗ませ、マンハッタンにあるルビノフ被告の質店で受け取っていた。

買い取り価格は服の場合、小売価格の6~8%で、コスメや医薬品には1~2ドルを支払っていた。盗まれた商品は、ルビノフ被告の従業員らがルビノフ被告の自宅や隠れ家に運んで、eBayに商品登録していた。売れると再びルビノフ被告のマンハッタンの拠点に戻し、梱包をして顧客に発送していた。

犯行は2017年から行われていた。ルビノフ被告らはこの方法で逮捕されるまでに約137万ドル(1億7,400万円)を稼いでいた。

捜査当局はまた、ルビノフ被告はフードスタンプのカード(低所得者向けの食料補助制度)を割引価格で現金で買い取り、自分の家族の食費に使用していたともしている。

罪状は汚職やマネーロンダリング、窃盗品の違法所持、詐欺の計画、共謀の罪などで、ルビノフ被告をはじめ大半は、有罪となった場合に最大で25年の禁固刑を課される可能性がある。