ニューヨーク市で「サル痘」初の感染者

ニューヨーク市で20日、初めての「サル痘」の感染者が確認された。米ABCニュースが報じた

市保健局は19日、2人がサル痘に感染している可能性があるとして、調査を行っていると発表していた。感染者は、米疾病対策センター(CDC)の最終的な判定が出るまで、隔離されていた。現在州の保健当局が、感染経路の調査および、接触者への連絡を開始している。

日本の国立感染症研究所はサル痘について、サル痘ウイルス感染による急性発疹性疾患と説明している。1970年にザイールで初めて報告されて以降、主に中央アフリカや西アフリカで発生している。主な感染経路は、接触感染や飛沫感染としている。診療行為に伴うエアロゾル感染については、サル痘に関する「知見は限定的」で、可能性が否定できないとして、N95マスクなど空気予防策を推奨している。家庭や市中における感染対策について、感染が疑われる場合、マスク着用や、手洗いや消毒などの手指衛生を行うよう求めている。

世界保健機構(WHO)の発表によると、現在、世界で80件の感染を確認しており、さらに50件の感染疑いがあるという。米国では18日、マサチューセッツ州で初めて感染者が確認された。

ABCニュースは、サル痘の症状として「ほとんどの患者に発熱や体の痛み、悪寒、倦怠感がみられる」としており、重症患者は「顔や手、その他の体の部分に発疹や病変が起きる可能性」があると報じている。