NYでトラベルショー開催、日本も魅力をPR

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マンハッタンのジェイコブ・ジャビッツ・コンベンション・センターでは1月24日から26日にかけて、北米最大の旅行イベント「ニューヨーク・タイムズ・トラベル・ショー」(The New York Times Travel Show)を開催中。

業関係者および一般人向けのイベントで、176カ国に関連する700以上の旅行代理店や行政団体が参加。3日間で3万5000人以上の来場を見込んでいる。

日本コーナーでは、日本政府観光局をはじめ、自治体、航空会社や旅行代理店が20以上のブースを出展し、訪日を促す情報提供を通じて、訪れた人々にアピールした。

The New York Times Travel Show NYC
©mashupNY

日本政府観光局の羽田邦夫氏によると、米国は中国や台湾、韓国に次いで訪日客の多い国で、欧米諸国の中では断トツ。人数は順調に伸びており、昨年の米国からの観光客は172万人となり、対前年で10%以上増加した。今年は訪日外国人旅行者数を全体で4,000万人を目指している。オリンピックの効果も期待できる。一方、ロンドンではオリンピック期間中に観光客が減少するなど、観光地として敬遠される傾向が見られたといい、落ち込みを防ぐために航空会社と連携し、首都圏以外の地方への誘客のプロモーションに力を入れていくと語った。

The New York Times Travel Show NYC
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米国内に8店舗を展開する日系旅行会社アムネット(Amnet)のニューヨーク支店でマネージャーをつとめる千葉雅子氏は、近年、日本企業の現地化が進んだことで駐在員をはじめとする日本人が減少していると述べ、今年はさらに現地の人々へのPRに力を入れていくと語った。

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東京都のブースでは抹茶アイスとたい焼きのスイーツを提供。長蛇の列ができた。©mashupNY

各国、各都市のブースが並ぶ中、チェルノブイリツアーに多くの人が足を止めて説明に耳を傾けていた。

同ツアーは、事故により無人となった村や原発をガイガーカウンターを持って巡るもので、今年で12年目になるという。旅行サイトtripadvisorでツアーがベストセラーになるなど、年々人気が高まっており、昨年の12万5,000人から今年は20万人以上を見込んでいるという。

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トラベルショーではニューヨーク州やフロリダ州など国内のほか世界中の国々が旅行先の魅力をPRする。

The New York Times Travel Show NYC
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トラベル・ショーは明日まで。詳細はこちら:https://nyttravelshow.com