ニューヨーク地下鉄 4月21日より再び値上げ

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ニューヨーク地下鉄を運営するMTAは27日、メトロカードの1週間と1ヶ月の無制限乗車券の値上げを、役員会の投票により決定した

基本運賃は2.75ドルに据え置きとなるが、5.5ドル以上を購入した際に加算される5%のボーナスは廃止される。
1週間分の7 DayPassは、3%値上げされ、32ドルから33ドルとなる。
30日分の30 DayPassは、5%値上げされ、121ドルから127ドルとなる。
新料金は4月21日から適用される。

MTA ウェブサイトより

橋とトンネルの通行料金も、ヴェラザノ・ナローズ橋 (Verrazano-Narrows Bridge)を除き、3月末より値上げされる。
E-ZPass利用者は5.76ドルから6.12ドルに、 その他は8.50ドルから9.50ドルとなる。

amNewYorkによると、MTAは2020年に10億ドル(約1100億円) の赤字になると試算。円滑なサービスの提供を継続するために、2021年にも再び運賃値上げが行われる可能性がある。

アンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)ニューヨーク州知事とビル・デブラシオ(Bill de Blasio)市長は昨日、MTAの全面的な見直しのための10項目を公表した。
州と市の計画案には、混雑課金の導入が含まれるほか、公共交通機関の運賃値上げは、年間2%のインフレ率に限定されることが盛り込まれている。

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クオモ州知事は、民主党の予備選挙で、対抗馬のシンシア・ニクソン(Cynthia Nixon)と公開討論会を行った際、自身が当選した場合、MTAの運賃値上げを見送ると表明していた。