MoviePassがプランを大幅改定 1ヶ月の視聴本数を3本に

月額9.95ドルで、毎日1本の作品を映画館で鑑賞できるサブスクリプションサービス、「ムービーパス」(MoviePass)は6日、会員に宛てたメールで、8月15日よりプランを改定することを発表した。

変更後のプランでは、月額9.95ドルで購入可能なチケットを3本までとし、4本目以降については、それぞれ5ドルを上限にディスカウントを提供する。一方、ピーク時の追加料金制度と、購入後のチケットの画像を送信するチケット確認プロセスについては停止する。
なお、新作に関しては一部の例外を除いてプランに含まれる、と曖昧な表現となった。

本数を3本とする大幅なサービスの低下については、メンバーの85%は、毎月3本以下の利用にとどまっていることから、大半の要求を満たしていると説明。新プランは、ビジネスを持続可能なものとし、優れたサービスを提供するためだとしている。

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ムービーパスが現在のプランに移行してから約1年となる。この間、会員数を大幅に伸ばし、現在300万人の会員がいるとされる。会員から月額料金を徴収する代わりに、会員が視聴した映画チケットのフルプライスをムービーパスが劇場に支払うというビジネスモデルで注目を集めたが、新作映画「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」が公開された7月末に、支払いが困難となり、多くの映画館でサービスが一時的に利用停止となる事態が発生。親会社のHelios and Matheson Analyticsが急遽500万ドルを借り入れ、サービス再開にこぎつけた。

プラン改定が会員数にどれほどの影響を及ぼすかは未知数だが、大手映画館チェーンのAMCが、月額19.95ドルで週3本の視聴が可能な会員サービスを発表しているほか、独立系チェーンのアラモ・ドラフトハウスがサブスクリプションサービスのテストを開始するなど、映画のサブスクリプションを通じた会員獲得競争は激しさを増している。

ムービーパスのミッチ・ロウ(Mitch Lowe)最高経営責任者は先月のNPRのインタビューに「アマゾンは20年間損失を出し続けた。Netflix(ネットフリックス)にいたっては、未だに赤字だ。これが、大きな会社を作る方法なんだ」と語り、最終的に、サブスクリプションサービスで収支イーブンを達成する、と志を語っている。

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