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850歳が投票!? トランプ支持の枕屋社長が主張

昨年の大統領選から1年近くが経とうとしているが、いまだにトランプ氏の敗北を認めない支持者の間では、新旧含めて、投票不正に関する根拠不明の主張がおさまる気配ななさそうだ。

ビジネスインサイダーによると、熱烈なトランプ支持者として知られる枕メーカーMy Pillowのマイク・リンデル最高経営責任者は、自身のウェブサイトのインタビューで、ウィスコンシン州で同一の刑務所の住所と電話番号を使って、2万3,000人が投票していたと話した。

リンデル氏はさらに、これらの多くはすでに生きてはいないと主張。投票者たちは「明らかに名前を使っただけで、ウィスコンシンに住んでいない」と語った。

リンデル氏は刑務所を特定しなかったほか、いかに2万3,000人が同一の電話番号を使って有権者登録できるのかについても、詳細を提示しなかった。

リンデル氏は先週も、200歳以上の有権者2,000人が投票していたと、州を特定せずに主張。このうちの1人は850歳を超えていたなどと述べた。アメリカ建国の歴史をはるかに超える人物をいかに特定したのかは不明。

これとは別に、一時的にトランプ弁護団に加わった弁護士のシドニー・パウエル氏は保守派のラジオホストの番組に出演し、すべての票が秘密のサーバーに送られて不正に操作されたと、根拠を示さずに主張した。

パウエル氏は「本当に見つけ出さなければならないのは秘密のサーバーで、そこではすべての票が送られ、不正に操作されている」と説明。「サーバーがどこにあって、何をしているのかを知る必要がある」となどと語った。

パウエル氏は大統領選後、投票システム企業によって不正が行われたとの主張を展開。リンデル氏やルディ・ジュリアーニ氏とともに、スマートマティックとドミニオン・ボーティング・システムおよびその幹部社員から、名誉毀損で提訴されている。

両者とも多額の損害賠償を求めており、スマートマティックは27億ドル、ドミニオンは13億ドルの支払いを要求している。

パウエル氏は先週火曜日、ネットラジオのインタビューで、これらを賄える資産は「かけらもない」と賠償額の大きさを笑い飛ばしつつ、引き続き訴訟を戦う姿勢を示した。

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