マイケル・ムーア監督 「世論調査を信じるな、トランプ票は過小評価されている」

209

マイケル・ムーア監督は29日、The Hillのインタビューで、トランプ氏の票はいつも過小評価されていると述べ、世論調査の数字を信じてはならないと語った。

ムーア氏の地元のミシガン州で行われた世論調査で、バイデン氏が7ポイントリードしていることについて、ムーア氏は「悪いニュースだ」と述べ、7月にはミシガン州で16ポイントリードしていたが、「トランプはこれを半分に縮めた。トランプは実質的に、すべての接戦州で差を縮小している」と語った。

続けて「これらの世論調査を信じてはならない」と述べ、「トランプの票はいつも過小評価されている」と主張。トランプ支持者は「ディープステート」が電話をかけてきて、誰に投票するのか尋ねることに非常に疑念を抱いていると説明し、「彼らにとってはすべてがフェイクニュースだ」と語った。

「科学的ではないが、バイデンがリードしているといった場合は、半分にすると安全だ。半分にしてみると4ポイントの誤差幅の範囲内だ」と語った。

民主党予備選でバーニー・サンダースを支持したムーア氏は、2016年にトランプ氏の勝利を予想した数少ない一人。今年8月、Facebookの投稿でフォロワーに対して、「私は君たちに警告したい。トランプの母体6,000万人の熱意は半端ない!」と述べ、「トランプを排除するのを、民主党まかせにしてはならない。君らがトランプを取り除かなければならないのだ」と、周囲に投票を呼びかけるよう求めていた。

Advertisement

激戦州の状況(10月29日時点)

選挙の行方を決める主要な激戦州の世論調査の状況は以下のとおり(RealCleaPolitics集計)

  • ミシガン州:バイデン50.0% – トランプ43.5% (バイデン +6.5)
  • ウィスコンシン州:バイデン50.3% – トランプ43.9% (バイデン +6.4)
  • フロリダ州 :バイデン48.5% – トランプ46.9% (バイデン +1.6)
  • ノースカロライナ州:バイデン48.2% – トランプ47.6% (バイデン +0.6)
  • ペンシルベニア州:バイデン49.9% – トランプ45.6% (バイデン +4.3)
  • アリゾナ州:バイデン47% – トランプ47% (引き分け)