マグノリアベーカリー創業20周年 世界一有名なカップケーキ店の歴史

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14日、パステルカラーの甘いバタークリームが有名なカップケーキ店、マグノリアベーカリー(magnolia bakery)が、創業20年目を迎えた。
HBOドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」(Sex and the City)に登場して以来、ニューヨークを代表するスイーツとなったマグノリアベーカリーの20年間の歴史をおさらい。

©mashupNY
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1996年7月14日

パートナーであり友人であったアリッサ・トリイ(Allysa Torey)さんとジェニファー・アップル(Jennifer Appel)さんが、現在もお店を構えるウエスト・ヴィレッジのブリーカーストリートに第1号店をオープンした。
当初はパンを中心に販売しており、カップケーキは、ケーキ作りで余ったバターで作り始めたのがきっかけだったという。当初のカップケーキの値段は1.25ドルだった。

1999年

初の料理本を発売。カップケーキや、チョコレートチップクッキー、レモンバーのレシピが掲載されている。

同年、店の拡大をめぐり2人の意見が対立したため、共同経営者のジェニファーさんは社を辞め、ミッドタウンイーストに、別の店舗ををオープンした。

2000年

HBOの大ヒットドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」(Sex and the City)のシーズン3の第5話で、主人公のキャリーとミランダが、店前のベンチでカップケーキを食べるシーンが30秒が放映され、大きな転機が訪れる。30秒ほどの短いシーンだったが、パステルカラーのカップケーキは人気が爆発。連日店の前には長蛇の列ができ、社会現象となるなど、ニューヨークのスイーツシーンを代表するフードとなる。

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2005年

米NBCの深夜コメディ番組「サタデーナイトライブ」(Saturday Night Live)で、アンディ・サムバーグ(Andy Samberg)とクリス・パーネル (Chris Parnell)によるラップビデオ”Lazy Sunday“でマグノリアベーカリーが紹介され、再び大きな話題となる。

2007年

経営者のアリッサ・トリイ(Allysa Torey)さんは、100万ドル(約1億円)でスティーブ・アドラムス(Steve Abrams)さんに経営権を譲渡。現在は妻のタイラ(Tyra)さんと、娘のオリビア(Olivia)さんが共同経営者となっている。

2008年

2店舗目をオープン

2009年11月

元アリッサ・トリイ(Allysa Torey)さんが4冊目の料理本を出版。

2010年2月

初の海外出店を行う。ドバイのブルーミングデール店内にオープン。

2014年6月

東京の神宮前にオープン。(現在は閉店)

2016年7月14日

20年目の記念として、創業当時の値段、1.25ドルでカップケーキを販売した。また、特大パフェで有名な「ブラックタップ」(Black Tap)とコラボレーションしたミルクシェイクの販売も行った。

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関連情報

マグノリアベーカリー近くにある、サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)演じるキャリーの家(階段部分のみ)の場所。(住所:66 perry street)。こちらは民家のため、階段に上る事はできないが、マグノリアベーカリーに来た際はぜひ立ち寄ってみたい場所。

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