ジェニファー・ロペス「世界最悪のアイデア」スーパーボウルのハーフタイムショーの舞台裏を語る

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2020年の第54回スーパーボウルのハーフタイムショーで、シェキーラとともにステージを盛り上げたジェニファー・ロペスだが、「ダブル・ヘッドライナー」に不満を抱いていたことが分かった。ショーの裏舞台を描いたNetflixの新ドキュメンタリー「Halftime」の中で明かされた。

ドキュメンタリーは8日、ニューヨークで開幕したトライベッカ映画祭で、プレミア上映された。

ニューヨークポスト紙によると、ジェニファーは、共演が決定した際、NFLがラテン系の女性には、ソロは務まらないと思っていると感じたという。2人で12分間という時間では、十分なパフォーマンスができないことから、「世界最悪の考え」と語っている。

長年ジェニファーのマネージャーを務めるベニー・メディナ氏も「これまで1人のアーティストが担ってきた仕事に対し、2人のラティーナが必要だと考えることは、侮辱的だと思った」と話している。

作品には、ジェニファーがシェキーラに電話をかけ、「私たちは20分間与えられるべきだ」と不満を口にする場面も含まれるという。

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このほか「私は生涯、真剣に聞いてもらい、見られ、受け止められるために戦ってきた」と自身のキャリアを振り返るシーンや、婚約者で俳優のベン・アフレックが、ジェニファーがこれまで、ラテン系のアーティストとしてビジネス界で軽視されてきたと指摘する内容も含まれている。

移民政策にも言及

Halftime. Jennifer Lopez in Halftime. Cr. Netflix © 2022

作品には、ジェニファーがトランプ前大統領の移民政策について批判する場面が含まれるという。ショーが政権批判と受けめられる可能性があったことから、NFL側はスーパーボウルの前日、演出の一部変更を求めてきたが、ジェニファーはその要求を断ったという。

ハーフタイムショーのほか、自身がプロデューサーと主演を務めた映画「ハスラーズ」がアカデミー賞でノミネーションを外れた時の心境や、バイデン大統領の就任式でのパフォーマンスについても言及している。

「Halftime」は米国で6月14日に配信される。