無条件降伏=交渉?JDバンスの歴史解説にツッコミ殺到

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Joey Sussman / Shutterstock.com

「歴史の授業で居眠りしてたの?」

24日放送のNBCニュース番組『Meet the Press』のインタビューでJ.D.バンス副大統領が放った歴史解説に、ネットからツッコミが相次いだ。

注目を集めたのは、ウクライナ戦争の解決に向けたトランプ大統領の外交取り組みの成果を強調するなかで行ったこの発言。

「これこそが戦争が究極的に解決される方法だ。第二次世界大戦を振り返っても、第一次世界大戦を振り返っても、人類の歴史上のほとんどすべての大きな紛争は、何らかの交渉で終わっている」

この動画がXにシェアされると、ユーザーたちから”ちょっと待った”がかかった。

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「無条件降伏が交渉だったとは知らなかった」

「原爆投下とベルリン破壊が交渉だったってことかい」

「うーん。ヒトラーは自殺して、我々は日本に二度の核攻撃をした。これが第二次世界大戦の終わり方。交渉して終わったわけじゃない。圧倒的な軍事力で粉砕されたのだ」

「日本はソ連を通じて和平交渉の可能性を探ったが実現せず、ポツダム宣言の受諾前後ともに、日本と連合国の間で実質的に和平交渉と呼べるようなものなどなかった」

中には擁護に回るユーザーもいる。

「署名された無条件降伏こそが、まさに交渉による終結の定義だ」

「第二次世界大戦は戦場で終わった。われわれがその後に行ったのは、テーブルについた上での交渉だ。これはバンスがどの時点を言いたいのかによる」

とはいえ、総じて流れはバンス歴史オンチ判定。弁才豊かなバンスだが、歴史の勉強をしなおした方が良さそうだ。