セントラルパークのマリオン・シムズ像が撤去

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17日、産婦人科の父として知られるJ・マリオン・シムズ (J. Marion Sims)の銅像が、セントラルパークから撤去された。
ニューヨークでは、ヴァージニア州シャーロッツビル(Charlottesville)で起きた白人至上主義者と反対派による衝突事件(反対派1人が死亡)を受け、ビル・デブラシオ(Bill de Blasio)市長が特別委員会を設置。市内にある「ヘイトの象徴」となるモニュメントや像など約800点を見直しを行っている。

ニューヨークタイムズによると、16日、ニューヨーク市パブリックデザイン委員会(New York City’s Public Design Commission)は、満場一致で、シムズ像の移設を承認した。市長の命令以降、像の撤去の決定が下されたのは、今回が初めてとなる。

シムズ氏は、産婦人科の分野のパイオニアとして知られていたが、有色人種、特に黒人女性の奴隷に対して、麻酔なしに手術を施すなど、人体実験を行っていたとして、撤去検討の対象となっていた。

17日の午前8時ごろ、103丁目付近に設置された象は撤去された。市は、シムズ氏が埋葬されているブルックリンのグリーンウッド墓地(Green-Wood Cemetery)に移設するとしている。

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コロンブス像は継続設置

コロンバスサークルに設置されているクリストファー・コロンブス像は、カリブ海で先住民を無差別に虐殺したり、奴隷貿易に加担したとして非難されており、撤去の対象として検討されていたが、今年の1月、現状のまま設置が継続されることが決定している。

コロンバスサークルのコロンブス像、設置の継続が決定