ホームニュースエッセンシャルワーカーに感...

エッセンシャルワーカーに感謝の声援。NYでパレード開催

ニューヨーク市では7日、パンデミックからの復活を支えたエッセンシャルワーカーに感謝を示すためのティッカー・テープ・パレード「ホームタウンヒーローズ」(Hometown Heroes)が開催された。

医療従事者やファーストレスポンダー、警察官、交通公共機関の職員、タクシー運転手、教師、食料支援、中小企業、ボデガ、市の職員、デリバリーなど260の団体が参加した。約2500人がバッテリパークから市庁舎前のブロードウェイ通り「キャニオン・オブ・ヒーローズ」を行進。過去最大規模のティッカー・テープ・パレードとなった。

昨年12月、米国で最初にワクチンを接種したクイーンズの病院の看護師サンドラ・リンジーさんがグランドマーシャルを務めた。

米国のワクチン接種第1号となったサンドラ・リンジーさん(mashupNY)

パレードにはデブラシオ市長のほか、レティシア・ジェームス州司法長官、市長選の民主党予備選を勝ち抜いたニューヨーク市長候補のエリック・アダムス氏、共和党候補のカーティス・スリワ(Curtis Sliwa)氏、会計監査官候補のブラッド・ランダー(Brad Lander)らも加わった。

Mayor Bill de Blasio
デブラシオ市長夫妻
eric adams エリックアダムス
次期市長候補のエリック・アダムス氏には、多くの市民から祝福の声が寄せられた

当日の気温は32度。暑さのため、当日予定されていた式典は中止となったが、沿道には感謝の気持ちを伝えようと、大勢のニューヨーカーが集まった。NBCニューヨークによると、約10万人の観客が訪れたという。

参加者の中には、新型コロナに感染し、命を落とした同僚の写真を掲げる参加者もいた。
看護師組合の職員は「われれれは皆懸命に働いてきた。パンデミックがようやく収まり、今日ここに集うことができ、感激している」と喜びを語った。
パンデミック期間中、収入がゼロになったというタクシードライバーは「観光客が戻ってきたため、徐々に回復しつつあるが、まだ十分でない。政府による財政支援が必要だ」と訴えた。

消防局緊急隊員の労働組合は「職員がまだ命の危険にさらされている」として、組合員にパレードの参加を見送るよう組合に促した。組合の委員長は、市が連邦資金から緊急隊員への危険手当てを支給することに合意していないと非難している。

TOP STORIES