ホワイトハウスに黄金トイレ!? グッゲンハイムがオファー

ニューヨークのグッゲンハイム美術館が、ホワイトハウスに「黄金のトイレ」の貸し出しを提案していたことが、ワシントンポスト紙が入手したemailによって明らかになった。

同紙によると、トランプ大統領とメラニア夫人は昨年8月、ゴッホの1888年の作品「雪のある風景」を、ホワイトハウスの宿舎内に飾るために貸し出しを求めた。これに対し、美術館のキュレーターを務めるナンシー・スペクター氏は、「リクエストにお応えできず申し訳ありません。しかし、こちらのスペシャルオファーはきっとお気に召しますよ」とemailで返答し、代わりにインタラクティブアート作品として展示していた18カラットの黄金のトイレの貸し出しを申し出た。「雪のある風景」はスペインでの展示が予定されていたという。

Landscape with Snow
Landscape with Snow(雪のある風景) Vincent van Gogh – Solomon R. Guggenheim Museum

黄金のトイレは、Maurizio Cattelan氏による「America」と題された作品で、制作費は100万ドル(1億1000万円)とも言われる。美術館の5階に一年近く展示され、パブリックバスルームとして、10万人を越す来館者達に実際に利用された作品。

グッゲンハイム美術館のスポークスマンは、スペクター氏がホワイトハウスにemailを送ったことは認めているものの、提案内容についてはコメントを避けているという。また、ホワイトハウスはポスト紙の取材に対し、返答していない。

ポスト紙によると、スペクター氏はSNSで反トランプ氏の姿勢を公にしており、2016年の大統領選挙には、インスタグラムで「これは我々の愛する国を憎しみ、人種差別、不寛容から取り戻す革命の初日でなくてはならい」と発信しているという。また、グッゲンハイム美術館のブログでは、トランプ大統領時代を「スキャンダルに象徴され、我々の地球の存続を脅かす気候変動の否定に加え、市民的自由の大きな後退と定義される」と政権への批判を綴っているという。