フィジーウォーターガール フィジーウォーターを提訴

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ゴールデングローブ賞授賞式で、一大センセーションを巻き起こしたフィジーウォーターガール(FIJI Water Girl)こと、ケレス・クスベルト(Kelleth Cuthbert)さん(31)が、フィジーウォーター(FIJI Water)社を相手取り、ロサンゼルス郡上級裁判所で民事訴訟を起こした。

クスベルト(実名ケリー・シュタインバッハ,Kelly Steinbach)さんは、フィジーウォーター社のグローバルマーケティングキャンペーンで、自身の”肖像及びアイデンティティーが無断使用された”として、同社とキャンペーンを行ったThe Wonderful Company社を提訴した。

クスベルトさんは、6日開催されたゴールデングローブ賞受賞式で、アンバサダーのフィジーウォーターガールの1人として、マルケッサのブルーのドレスを着用し、レッドカーペット上で水を配布した。数々のセレブの後ろで、さりげなく(かつカメラ目線で)映り込む姿は、#FijiWaterGirlとしてSNSで話題を独占した。

等身大ボードを販促で使用

クスベルトさんの主張によると、フィジーウォーターは話題に相乗りし、クスベルトさんの承諾を得ず、等身大ボード紙を作成し、店頭の販促に使用したという。

販促で使用された等身大ボード

The Blastが入手した訴状によると、授賞式翌日の7日、等身大ボードは既に作成されており、クスベルトさんは8日エージェントを通じて、交渉を試みたという。
しかし、この日にはウエストハリウッドのブリストルファーム(Bristol Farms)にボードが設置していたという。(10日、同食料品店から出てくるジョン・レジェンドをパパラッチが撮影しており、その後ろに等身大ボードが写り込んでいる。)

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クスベルトさんは、フィジーウォーター社が彼女の権利を放棄させようとして、偽の書類に署名させようとするなど、うまい話で釣るために圧力をかけたと主張。
クスベルトさんの弁護団は、署名した書類は合意ではなく、彼女によって破棄されたとしている。
1,200万ドル(1億3000万円)以上のブランド露出効果があったとして、等身大ボードの使用停止と、損害賠償金の支払いを求めている。

CBSニュースによると、フィジーウォーター社は、クスベルトさんから写真の使用許諾を得たと反論している。
同社は、ソーシャルメディアで話題になった後、彼女は厚かましくも違反したが、寛大な契約交渉を行ったと声明で述べた。また、今回の訴訟には法的根拠がないとして、勝訴すると自信を示した。