市長の側近まで!仕事中に銃で脅され強盗被害に NY市

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5日、ニューヨーク市長の補佐官を務める男性が、2人の男から銃で脅され、所持品を奪われる事件があった。

事件が起きたのは午前10時半、ブルックリンのネイビーヤードにある食料品店「ウェグマンズ」付近。ニューヨークポスト紙によると、被害者の男性は、マンハッタン在住のクリストファー・ボー(33)氏で、アダムス市長の訪問に先駆けて、現地を視察していたところ、強盗に逢った。なおボー氏は、デブラシオ前市長の元でも特別補佐官を勤めていたことがある。

男らはボー氏に近づき、財布と携帯を差し出すよう求めたが、ボー氏は要求を拒否。この時、市長の関係者だと警告したが、男の1人がシャツをあげ、ズボンのポケットに入れた拳銃をチラつかせて脅したという。「道をあけろ」と注意したが、地面に突き飛ばされた。男らは、倒れたボー氏のズボンのポケットから、財布と携帯を奪い、自転車などで逃走した。けがはなかったという。

市長の報道官ファビアン・レヴィ氏は地元ラジオ局1010WINSに対し、ボー氏は他の市民同様、職務中は安全を確保されるべきだと語った。

続けて、公共の安全は、市長の就任初日から最優先事項だと説明。これまでに3,000丁以上の銃を押収し、殺人事件や発砲事件は2桁減少していると成果をアピールした。一晩で成果は出せないとしつつも、銃や危険人物は速やかに取り締まらなければならないと述べ、安全を図ると約束した。

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なおニューヨーク市警察の犯罪統計によると3日の時点で、8,300件を超える強盗事件が報告されており、前年同時期に比べ、40%近く増加している。発砲事件は660件で、前年同時期比で12%以上減少した。