エリオット・ペイジ、同性愛者を理由に大物スターから脅された過去

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トランスジェンダーの俳優エリオット・ペイジ(36)が、同性愛者であることを理由に、大物俳優から脅されていたことがわかった。6日に発売される回顧録「Pageboy」(ページボーイ)で明らかにした。

ペイジは2007年米公開の『JUNO/ジュノ』で、妊娠した16歳の女子高生を演じ、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。2014年に人権運動会議の中で、自身がゲイであることを公表している。ペイジは2020年12月に、トランスジェンダーだと明らかにした

回顧録の中で、2014年にロサンゼルスで開催されたパーティで、「知人」の男性が近づき、「お前はゲイじゃない」「ただ男を恐れているだけ」と非難されたうえ、「お前がゲイでないことを気づかせるため、F**Kしてやる」と脅されたという。

数日後にジムで出くわした際、「ゲイの人々が問題だと思っていない、本当に」と発言を撤回しようとしたという。ペイジは「その方がいいと思うよ」と答えた。

2日、Peopleの取材に、これまでに同様の出来事を何度も経験したと告白。著書にこのエピソードを盛り込んだ理由について、クィアやトランスジェンダーが「絶え間なく」、同じ体験をしていると明かし、皆すすんで語りたがらないが「実際はもっとひどい」と説明した。著書の出版は、異性愛者が大半を占める世の中で、「われわれが日々立ち向かわなければならない非難や、現実に焦点を当てるものだ」と語った。

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俳優の氏名は「あえて公表しない」としつつも、「彼は自分のことだと悟るだろう」と話した。