ダンキンがビヨンドミートとタッグ。植物ソーセージサンドをNYで新発売

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ブランド名から「ドーナツ」を取り除き、リブランドを進めるダンキン(Dunkin’ )が、植物からつくる代替肉大手のビヨンド・ミート(Beyond Meat)とタッグを組んで、新メニュー「ビヨンド・ソーセージ・ブレックファースト・サンドイッチ」の販売をニューヨークでスタートした。

©mashupNY

ビヨンドミートはインポッシブルミートと並ぶ、代替肉のリーディングカンパニーで、5月にナスダックに株式を公開した。公開価格は46ドルだったが、市場の高い期待を受け、約3カ月で200ドル近くまで上昇している。
米国ではホールフーズやセーフウェイ、クローガー、ターゲットなど大手食料品店で主力の「ビヨンド・バーガー」や「ビヨンド・ソーセージ」を販売しているほか、カールスジュニア(Carl’s Jr.)やTGIフライデーズ、デル・タコといったレストランへの供給も拡大している。

気になる味は

DUNKIN beyond meat
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「ビヨンド・サンドイッチ」はパテと目玉焼き、アメリカンチーズをイングリッシュマフィンで挟んだクラッシックなサンド。値段は4.39ドル。

パテは大きさも十分。見た目からはフェイクミートであることはわからない。

DUNKIN beyond meat
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こちらが断面。パテはえんどう豆と緑豆、米、ひまわりのプロテインをミックスして作られていて、ダンキン専用に特別に調合したスパイスが配合されている。

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DUNKIN beyond meat
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味はソーセージを見事に再現していて、フェイクミートだと知っていても本物との違いを述べるのが難しい。セージの風味やペッパーなどのスパイスがよく効いている。ジューシーさにはやや欠けるが、食感はリアルだ。

個人的な感想では、ビヨンドパテを使ったバーガーよりも完成度は高い。味や食感ともに本物らしいソーセージは、ミートイーター達の支持を得られそうだ。

米国内では現在、マンハッタン市内の店舗のみで販売されている。(国外では、カナダのA&W、ティムホートンで展開中。)今後全米で販売を予定しているが、時期については未定だ。