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カリフォルニア州 コーヒーへの発がん性警告表示を命令

  • NPO団体がコーヒー販売各社を相手に2010年に提訴した裁判に判決が下った。
  • ロサンゼルスにある州裁判所は、スターバックスなどコーヒー販売業者に対し、発がん性のリスクを表示するよう命じた。
  • コーヒー豆のロースト過程で生じる化学物質に、州が定める発がん性物質が含まれる。
  • スターバックスらは、コーヒーに発がんリスクがないことを裁判で立証することに失敗した。


28日、カリフォルニア州ロサンゼルス上位裁判所は、スターバックスなどのコーヒー各社に対し、発がんリスクを警告する表示をするよう命じた。


原告のNPO団体「毒物教育・研究委員会(The Council for Education and Research on Toxics)」は、発がんリスクのある化学物質がコーヒーに含まれることから、コーヒー各社が消費者への通知を義務づける州法「1986年安全飲料水および有害物質施行法(プロポジション65)」に違反しているとし、2010年にスターバックスなど90社を相手に訴えを起こしていた。

コーヒー豆のロースト過程で生じるアクリルアミドは、発がんリスクがある物質としてプロポジション65の対象化学物質の中に含まれている。

原告はコーヒ各社に対し、対象となる化学物質の除去、あるいは表示することに加え、罰金の支払いを求めている。

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これに対しコーヒー各社は、コーヒーに含まれるアクリルアミドは発がんの要因とはならないレベルの分量であることから、州法の違反には当らず、健康へのメリットが勝ると反論していた。しかし、エリフ・バール(Elihu Berle)判事は、被告がコーヒーの消費が人々の健康に役立つとする十分な証拠を提供できていないことから、立証責任を十分に果たせなかった、と判決の理由を述べた。

原告の弁護士、Raphael Metzger氏によると、すでに多くの会社が和解に応じ、発がんリスクを警告する表示を行なっている。中でも7-Elevenは90万ドルの支払いに応じているほか、ガソリンスタンドのコンビニエンスストアを運営するBP West Coast Productsは67万5,000ドルの支払いに合意している。一方、スターバックスは裁判結果を待っていたという。

被告には4月10日まで不服申し立ての期間が与えられているが、判決が覆る可能性は低いと見られている。

判決に対し、全米コーヒー協会 (NCA National Coffee Association)のウィリアム・マレー(William Murray)協会長は、「コーヒーは、これまでに何度も証明されているとおり、健康に良い飲み物である」とし、「訴訟はポロポジション65を愚弄するもので、消費者に混乱を与えるものだ。公衆の健康改善になんら資するものではない。」と反対を述べている。

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