3年ぶりにカムバック 人気ディスカウント店「センチュリー21」が再オープン、NY市

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ニューヨークのフィナンシャル・ディストリクトで16日、パンデミック期間中に閉鎖したオフプライス店「センチュリー21」が、創業の地で再びオープンした。大勢の買い物客が訪れ、開店前から店前に長蛇の列ができた。

センチュリー21は1961年、現在のオーナーのジンディ家がマンハッタンのダウンタウンで創業した。HBOの大人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」のロケ地としても使用され、最盛期は13店舗まで拡大した。ブランド商品をディープなディスカウントで提供し、ニューヨーカーはもとより、観光客にも人気の店として知られていた。

パンデミックだった2020年9月に連邦破産法第11条の適用を申請した後、全店舗を閉鎖した。当時、破綻に至った理由を、保険会社のポリシーにより、新型コロナによる店舗閉鎖の損失を補填する1億7500万ドルが支払われなかったと説明していた。

センチュリー21 店内
©MashupReporter

店頭で買い物客を迎えていたラリー・メンツァー最高執行責任者は、「ニューヨーカーたちが応援にきてくれるのを見てとても嬉しい。既存客も新規の客もワクワクしていると思う」と述べ、店の混雑具合が「センチュリー21ブランドがいかに愛されているかを物語っていると思う。みんなお得な買い物が好きだ」と語った。以前に比べて店を縮小し、商品の若返りをはかったとしつつ、「未来に適した店舗にしようと務めている」と話した。

ラリー・メンツァー最高執行責任者 ©MashupReporter

店舗には合計500人が働いているという。従業員の中には、一度解雇され、再雇用された者や、店舗のあるウォールストリート付近に勤めていて、転職した者もいた。

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©MashupReporter

フロアは6フロアから4フロアに縮小。地下1階は靴売り場で、1階がバッグや小物類、2階が婦人服、3階が紳士服売り場となる。以前は、1階バッグ売り場にマイケル・コースやマーク・ジェイコブズ、ケイト・スペードなどの商品が所狭しと並んだが、新店舗では、こうしたよく知られたブランドが減少し、スペースにもゆとりがあるように見受けられた。

地下一階の靴売り場©MashupReporter

点数は多くないものの、ルイ・ヴィトンやグッチ、イヴ・サンローランのバッグといった高級ブランド品のコーナーも設置されている。

センチュリー21最高執行責任者
ルイ・ヴィトンコーナー 価格は800ドル〜1,300ドル ©MashupReporter
壁に描かれた大きな絵画は、ニューヨークを拠点とするアーティスト、ティモシー・グッドマン(Timothy Goodman)による作品。アイコニックな建物やフードのイラストが印象的。©MashupRepoter

市当局によると、ニューヨーク市ではパンデミックによって、5,200以上の事業が閉鎖を余儀なくされた。この中には、老舗百貨店ロード・アンド・テイラーも含まれる。大型小売店センチュリー21の再開は、市にとって明るい話題となった。

Century 21 NYC :22 Cortlandt St, New York, NY 10007