先月23日、10年以上前から続く成人後見制度の適用を終わらせたいと訴えたブリトニー・スピアーズ。ロサンゼルスの裁判所で行われた審問にオンラインで出廷し、妊娠しないよう、子宮内避妊具の取り外しを妨害されていることや、プライバシーを奪われ、休みなしで労働を強制され、「性的人身売買」のように感じていたなど、衝撃的な証言を行った。
さらに父親のジェイミー・スピアーズを含む、後見人制度に関与した者は牢屋に行くべきだと発言。ブリトニーの健康を心配するファンを中心に、ジェイミーへの批判が殺到。制度適用の解除を求める#FreeBritneyムーブメントが再燃した。
一方、2008年から2019年に健康上の理由で退くまで唯一の後見人だったジェイミー(資産面の後見人は継続中)は、過去2年間は娘と連絡を断たれていると主張。娘の訴えに「非常に悲しんでいる」と述べ、裁判所に、一時的な後見人に指名されたジョディ・モンゴメリーを調査するべきだと申し立てた。
これに対して、ジョディ側は反論。弁護士を通じて、ブリトニーの資産を管理していないと述べ、パーソナルケアに責任を持ち、ブリトニーの幸福を絶えず支援してきたと主張した。
さらに先週、ジェイミーとともに財務面での管理を信託された企業、ベッセマー・トラスト(Bessemer Trust)が共同後見人から辞退することを裁判所に求め、これが認められた。
今後の行方に注目が集まるなか、さらに長年マネージャーを務めてきたラリー・ルドルフが辞任を表明した。
ブリトニーは正式な引退を希望
デッドラインによると、ラリー・ルドルフは、ジェイミーとジョディに宛てた書簡で、ブリトニーとは2年半前から連絡をしておらず、当時、本人は活動の永久停止を望んでいたとした上で「本日、ブリトニーが正式に引退する意図を表明してきたことを知った」と説明。後見人の件には「一度も関わっておらず、詳細についてはよく知らない」と騒動と距離を置きつつ、「私のプロとしてのサービスはもはや必要ではなく、彼女のマネージャーとして、彼女のチームから降りることがブリトニーにとって最善だと考えている」と語った。
ラリーは2008年と2009年を除いて、1995年から25年間にわたってブリトニーのメインマネージャーを務めている。
この知らせに対して、SNSには、ファンから「ブリトニーが引退するのは明らかだ。でも、彼女が幸せになるならば、そうするべき」「ブリトニーには幸せで自由になって、休憩をとって、大きな家族を持って自由を謳歌してほしいけど、彼女が引退して、二度と新作をリリースしないと思うと、とても悲しい」など、複雑な気持ちを示す投稿が寄せられる一方、「後見人制度の開始に加わり、13年間これを守ってきた」など、後見人の問題に関与してきたと非難する声も寄せられている。