大手小売チェーン幹部、マンハッタンの高級マンションから転落死

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マンハッタンにある高層ビルから転落死した男性が、大手小売チェーンの幹部であることがわかった。

ニューヨークポスト紙が情報筋の話を元に伝えたところによると、死亡が確認されたのは、「ベッド・バス・アンド・ビヨンド」(Bed Bath & Beyond)の最高財務責任者(CFO)グスタボ・アルナル(Gustavo Arnal)さん(52)。

ニューヨーク市警察は、死に至った状況を明らかにしておらず、死因については今後、検視局が特定するとしている。

アーナルさんは2日午後12時半頃、トライベッカのレナードストリートにある60階建てのガラス張りマンション、通称「ジェンガ・タワー」の18階から転落した。同建物は、積み木ゲームのようなデザインが特徴で、歌手のフランク・オーシャンなどセレブも多数居住するという。

アルナルさんはプロクター・アンド・ギャンブルで20年間働いた後、化粧品大手エイボンでCFOに就任。その後、2020年からベッド・バスでCFO兼執行副社長を務めていた。77.5万ドル(約1億円)の年収に株式報酬を含めると、290万ドル(約4億円)以上の報酬を得ていたという。

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ロイターによるとアルナルさんは先月、同社の株式55,013株を売却していた。

Bed Bath & Beyond
Jonathan Weiss / Shutterstock.com

ニュージャージー州に本社を置くベッド・バスは近年、売上が低迷しており、28日に「生産性の低い」150店舗を閉鎖し、約20%の人員を削減すると発表。事業を安定化させるため、5億ドル以上の資金調達を確保したとしていた。CNBCによると、リストラ計画を発表した日の株価は21%下落した。