「なぜあんな歩き方を」トランプの歩行動画、SNSで健康懸念が再燃

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DT phots1/shutterstock

ホワイトハウスで週末に撮影されたトランプ大統領の動画に対し、SNS上では健康不安を指摘する声が相次いでいる。
動画には、トランプが長女イバンカの9歳になる息子と共に、ホワイトハウスの回廊に並ぶ歴代大統領の写真を指差しながら、ゆっくりと歩く様子が映っている。

祖父と孫のほほえましい動画だが、あるXユーザーが「医者はトランプがなぜあんな歩き方をするのか説明できるのだろうか?」というコメントとともに投稿したところ、議論が広がった。
投稿の返信には、
「膝か股関節、あるいはその両方が悪そうだ」
「脳卒中の可能性がある。右足を引きずっているように見える」
といった指摘のほか、「プーチンから何度もひどい扱いを受けたからだ」と冗談めかすユーザーもいた。
「認知症は運動制御やバランス、空間認識を司る脳領域を損なう」として認知症の可能性を挙げるコメントも見られた。

一方で、
「彼は79歳なんだぞ」
「単にスロープだからだ」
といった擁護する声も一定数ある。

トランプの歩行については、専門家からも懸念が示されている。
心理学者のジョン・D・ガートナー博士は、プーチン大統領をアラスカの米軍基地で出迎えた際の歩き方について、右足が半円を描くように振られる「レッグスイング」が見られると指摘している。同博士によれば、この歩行パターンは前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia)の可能性を示すサインの一つだという。

ガートナー博士は24日に配信されたデイリービーストのポッドキャストでも、11日の退役軍人の日の式典でトランプが敬礼の右手を上げる際に苦労していた点に言及し、認知症や脳卒中の可能性を示唆した。また、プーチン氏との会談時に再び触れ、「足を半円状に振る広い歩幅の歩き方」は明確だとし、「こうした精神運動機能の低下は、認知症で非常に重要な症状の一つだ」と強調した。

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