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マスクを注意され激昂 女が植木鉢で暴行

ニューヨーク市のランドリーで、マスクの着用を求められたことに腹を立てた女が、鉢植えで頭を殴るなどして、従業員にけがを追わせる事件があった。

事件は先月6日午前4時頃、ブルックリンのブラウンズビル(East 98th Street)にある「Aqua Wash Laundromat」で起きた。

ニューヨーク市警察が公開した監視カメラの映像には、マスクをバッグにぶら下げたピンクのワンピース姿の女と、キャミソールにオレンジ色の帽子を被った女が、男性従業員に殴りかかった揚げ句、植木鉢やブランケットを投げつける様子が映っている。
店を出る際、ピンクの女がナイフのようなものを拾う姿も確認できる。男性は顔面と頭部を殴打され、頭を十数針縫うけがを負ったという。

(C)NYPD

NBCニューヨークによると、被害者の名はEion Azoreさん(67)。ATMを使用するため入店してきた女に、マスクを着用しなければ使うことはできないと注意したことが、暴行に発展したと語っている。自衛のためペッパースプレーを女に向けて噴射したしたところ、もう1人の女が鉢植えを持ち、頭部を殴打したという。頭を切り、血まみれになったアズールさんをそのままにして、女は笑いながら店を出て行ったと述べている。

ニューヨーク州では5月中旬、米疾病対策センターのガイドラインの変更に伴い、公共交通機関や病院、学校など一部の施設を除いて、マスク着用の義務化が解除された。しかし店内や建物内での着用に関しては、各事業者に判断を委ねている。

犯罪が急増

ニューヨークでは暴行事件が増加しており、昨年同時期に比べ6%増加の11,033件となっている。発泡事件は37.8%増の765件、殺人事件は8.5%増の217件となった。

クオモ知事は6日、銃暴力の緊急事態を宣言し、暴力防止プログラムや若者の雇用創出、メンタルヘルスのサービスの拡充などに1億3900万ドルの資金を割り当てると発表した。

さらにクオモ氏と次期市長候補のエリック・アダムス氏は14日、共同会見を開き、銃暴力や犯罪の撲滅に向け、協力して取り組む方針を発表した

元警官でブルックリン区長のアダムス氏は、タイムズスクエアで3歳の少女が流れ弾にあたり、負傷した事件に触れ、安全でなければ「誰もニューヨークを訪れない」と述べ、公共の安全対策を強化する考えを示した。

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