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電車でレイプ事件 乗客らは通報せず

フィラデルフィアの郊外で13日、走行中の電車の車内で、女性が性的暴行を受ける事件があった。その場に複数人の乗客がいたが、制止や通報を試みる人はいなかったという。

ニューヨークタイムズによると事件は午後10時頃、マーケット・フランクフォード線を西方面の「69ストリートトランスポーテーションセンター」駅に向かって走行する車内で起きた。

ホームレスの男は、女性の隣に座り、体を触ろうとした。さらに抵抗する女性の服を剥ぎ取ったという。

アッパー・ダービー郡警察によると、暴行は約8分間続いた。事件に気がついた職員が通報し、駆けつけた警察官が男を拘束したという。犯人の名は、フィストン・ニョイ(Fiston Ngoy)(35)。性的暴行罪及び強制わいせつ罪などで起訴された。

現場に居合わせた乗客の人数は、明らかにされていない。監視カメラを確認したベルナール警察本部長は「10人以上ではない」ものの、「集団で何か対応することはできただろう」と、阻止できた可能性があるとタイムズに語っている。

ベルナール氏によると、事件を撮影した人物は、刑事責任に問われる可能性があるが、ペンシルベニア州では”良きサマリア人法”は採用されていないため、「目撃者が介入しなかかったとしても、これらの人々を起訴するのは非常に困難」と語っている。

なお「南東ペンシルベニア交通局」(SEPTA)の平日の平均利用者は約9万人で、盗難や強盗以外、性的暴行事件はほとんど報告されていないという。

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