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NY市警察「周囲に警戒を」高級住宅街で若者の強盗増加

マンハッタンのアッパーウエストサイドやアッパーイーストサイドで、10代による強盗事件が急増していることが分かった。

地元テレビ局NY1によると、アッパーイーストサイドを管轄する第19区警察署では先月、23件の強盗事件があり、昨年に比べ2倍となった。

またアッパーウエストサイドの第20区では、10件の強盗が報告されている。昨年は3件だったという。
被害者には、ニューヨーク市警察コミッショナー代理、ジョン・ミラー氏の13歳の息子が含まれる。少年はセントラルパーク付近で強盗にあい、電話と現金100ドルを盗まれた

マンハッタン北部の安全を指揮するブライアン・マギー警視長は、10代による強盗が増加の原因だとNY1に語った。中には13歳や14歳の容疑者もいるという。マギー氏は「先日は16歳と17歳の少年が1時間半で、イーストサイドやセントラルパークで5件の強盗をはたらき、警察が銃を押収した」と述べた。

被害者の年代は、10代から80代の高齢者までと幅広い。デリバリーワーカーが、お金や電動自転車を奪われる事件も、年間を通じて起きているという。
先日強盗被害にあったイースト89ストリートのタバコ屋の従業員は、店主から「命だけが大切だ。お金は大事ではない」として、犯人が望むものは、全て与えるよう指導を受けたという。

マギー氏は、店主のアドバイスは正しいと語っている。通行人の後をつけ、人気のない場所で、ナイフを突きつけお金を奪う事件も多いと述べ、「通りを歩く際は、携帯に気をとらわれず、周囲を警戒するよう」住民に注意を呼びかけた。

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