「仕事間違えた!」宅配ドライバーの時給6500円、ネットに衝撃走る

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アメリカの宅配大手UPSのドライバーがTikTokで給与明細を明かしたところ、ユーザーから選択する仕事を間違えたとの声が相次いでいる。

動画を投稿したのはオレゴン州在住のスカイル・スタッツマン氏。UPSでは1週間ごとに給与が支払われるとした上で、明細書を公開した。

それによると9月10日~16日の支給額は税前で2,004.98ドル(約29万円)、手取りで1,313.24ドル(約19万円)となっている。給与水準は時給44.26ドル(6,400円)、超過勤務66.38ドル(9,600円)と記されている。

@skylerleestutzman UPS Driver Paystub Breakdown… #upspay #upswages #teamsters #ups ♬ original sound – Skyler Stutzman

この動画の再生は1,000万回を超え、1万件を超えるコメントが投稿されている。

あるユーザーは「私は間違った仕事をしている。応募用紙はどこ」と転職する考えを示唆。そのほかに「1時間40ドルって。こっちは人生かけて時給15ドルだ」「UPSドライバーが私よりも収入が良いと知らなかった。学位を取得してこの道20年だっていうのに」「私は介護施設で働いて時給14.55だけしか稼げない。仕事は好きだけど、支払いは最低」などのコメントが寄せられている。

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ただし、UPSに転職できたからといって、すぐに高給が得られるわけではない。

スタッツマン氏は別の動画で、ドライバーとしてトップレートの給与を得られるまでに10年かかったと説明している。

UPSで勤務を開始したのは2008年の9月で、ドライバーのポジションをオファーされる前の6年間は倉庫に務めたという。その後4年をかけて現在の水準に到達した。

今年夏、UPSの労働者30万人が所属する労働組合と会社は、新たな労使協約を締結することで合意に至った。新協約のもと、パートタイム従業員の時給は最低25.75ドルとなり、ドライバーは5年契約が終了するまでに年収と福利厚生を合わせて平均17万ドルを稼ぐことができるようになったと報じられている。