「ワクチン受けておけばよかった」コメディアン新型コロナで死亡

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ネットで「チャイニーズ・ベスト・フレンド」の名で活躍していたコメディアン、クリスチャン・カブレラさん(40)は息を引き取る2日前、弟に宛てたテキストメッセージで、「ワクチンを受けなかったことを本当に後悔している」と伝えたという。

KTLAによると、ウエストハリウッド在住のカブレラさんは、クリスマスホリデー後間もなく、新型コロナウイルスに感染した。一月に入ると呼吸が困難になり、緊急治療室に搬送された。両肺に肺炎をきたし、症状は悪化の一途をたどったという。

今月中旬、インスタグラムに病床に伏せる姿を投稿し、「ICUに入ってからほぼ一週間だ、自力で呼吸できない」と11万5,000人のフォロワーに報告。「人生で味わったことのない痛みだ」と述べつつも、「すぐに会えることを願っている」と投稿していた。

20日、弟のジーノさんに送ったメッセージで「また息ができなくなった。一からやり直せるならば、速攻で(ワクチンを)やるよ」と後悔を述べ、「ここで命をかけて戦っている、ワクチンを受けておけばよかった」と伝えたという。この二日後、帰らぬ人となった。

カブレラさんは闘病中、ジーノさんに、3歳になる子供の面倒をみてほしいと何度も伝えたという。

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現在、クラウドファンディングサイトの「GoFundMe」で、遺族を支援するための募金キャンペーンが立ち上がっている。

サイトには「クリスチャンはいつも家族と、彼を必要とする友人のためにあった。カラオケが好きで、家族を愛する献身的な父親で、周囲をいつも明るくする寛大な心の持ち主だった」と思い出が綴られている。集まった寄付金は「葬儀、追悼、埋葬および生前の思い出とレガシーを記念する行事」に充てられるという。

KTLAによると、ロサンゼルス郡では、感染力が強いとされる変異種「オミクロン株」の感染拡大に伴い、感染者数が記録的な数に上昇。先週20日の死者数は、昨年3月以来最多の102人を記録した。

同郡保健局は、ブースターまで完了した患者は、未接種者に比べてICUに入る確率が25分の1程度だとして、ワクチン接種を呼びかけている。