「死と破壊」「堕落したサイコパス」トランプ氏ますます過激に

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来週にも起訴されるかどうかの判断が下されると見られているトランプ前大統領は、深夜にトゥルース・ソーシャルのアカウントを更新し、訴追となれば「死と破壊」の結果を招きかねないと警告した。

トランプ氏は「前大統領で、歴史上現職のどの大統領よりも票を獲得し、共和党候補のトップ」の自分を「一体誰が、訴追しようというのか」と投稿。「犯罪が行われていないのは誰もが知るところだ」と続け、「このような誤った告発は死と破壊になる可能性があり、われわれの国に壊滅的であることも知っている」と加えた。検察を「米国を憎む堕落したサイコパス」と罵り、これとは別の投稿では、マンハッタン地区検察のアルビン・ブラッグ検事とバットを持つ自分の画像を並べた記事をシェアした。

ニューヨークの大陪審では、かつて不倫関係にあったと主張するポルノ女優、ストーミー・ダニエルズ氏に2016年大統領選終盤に支払われた口止め料について調査を進めている。ブラッグ検事は、早くて来週にも起訴の判断を求めるとみられている。

トランプ氏は、先週土曜日の投稿で火曜日に自分が逮捕されると主張したが、予告通りにはならなかった。この投稿では「抗議せよ、国を取り戻すのだ」と、支持者らに抗議活動を呼びかけていた。

それ以来、過激な発言を繰り返し、23日には、ブラッグ検事を「わが国の失敗を望むアナーキストと悪魔の仕事」と非難。「国家にとって危険だ」と述べ、「直ちに解任するべき」と主張した。

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一連の投稿に対して、検事を脅すのは犯罪だといった指摘や1月6日の議事堂襲撃事件になぞらえ非難する声が上がっているほか、擁護派からも懸念が寄せられている。

トランプ氏の弾劾裁判で証言を提供したジョージ・ワシントン大学ロースクールの教授、ジョナサン・ターリー氏はツイッターで「多くの人々が、報道にある起訴には深刻な欠陥があり、政治的動機に基づいたものだと批判している」とする一方、「しかしながら、それは裁判所で対処されるべきものだ。法の支配は、バットではなく判事によって守られるものだ」とたしなめた。