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大統領選の出馬表明が間近とも噂されるトランプ氏にとって、目下のライバルはイーロン・マスクなのかもしれない。少なくとも本人はそう感じているようだ。

9日、アラスカ州で開催した集会の中で、トランプ氏は支持者らに「私がここにいる間にTruth Socialにサインアップしろ!ピストルのように熱いぜ~」と、自身のSNSに登録するよう呼びかけた上で、先日ツイッター買収の撤退を表明したマスク氏を「ホラ吹き」呼ばわりした。

トランプ氏は「イーロンは、ツイッターを買うことはない。これ誰が言っていたと思う?私だ」と自慢気に説明。続けて、マスク氏が共和党に投票したことがないと発言したことについて「私は知らなかったな。彼は私に投票したと言っていたぞ」とした上で「だから、彼はもう一人のホラ吹きだ」と攻撃した。再びツイッター買収騒動に話しを戻すと、「やつは最低の契約を結んだ。契約を目にしたが良いものではない」と主張した。

マスク氏は5月、これまでの民主党支持をやめて共和党に鞍替えすると宣言。この翌月にはツイッターで、大統領選出馬が期待されているフロリダ州のデサンティス知事(共和党)を支持する考えを示唆した。デサンティス知事は、トランプ氏に次ぐ有力候補と目されている。

マスク氏のツイッターのフォロワー数は現在1億人を超えており、アカウントを永久凍結された時点のトランプ氏のフォロワー数(8,800万人)を上回る。さらに世界長者番付一位のマスク氏は、自身の推薦候補に多額の献金をする意向も示している。

ちなみに南アフリカ共和国で生まれたマスク氏は、大統領に立候補することはできない。直接対決は望めないが、トランプ氏にとっては、インフルエンサーとして、起業家としても上を行くマスク氏の影響力を、早い段階で弱めておきたいところだろう。