テッド・クルーズ議員の娘、病院に緊急搬送

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6日夜、テッド・クルーズ上院議員(共和党・テキサス州選出、51)のヒューストンの自宅で、14歳の子供が腕を自傷し、病院に運ばれた。搬送されたのはクルーズ議員の長女と見られ、一部メディアは自殺を図った可能性があると伝えている。

地元放送局KTRKによると、6日午後8時頃、リバーオークスにあるクルーズ議員の自宅から警察に通報があり、駆け付けた警察官らが腕にけがを負った14歳の子供を発見した。子供は刃物で自ら腕を切ったとされており、病院で手当てを受け、命に別状はないという。警察は、事件性はないとしている。

自宅には、クルーズ議員の妻のハイジさんと、14歳の長女、11歳の次女が暮らしている。警察は搬送された子供の性別を明らかにせず、クルーズ議員の家族が関わっているかどうかにも触れなかったが、のちにクルーズ議員の代理人が声明を発表。「これは家族間の問題です。ありがたいことに、彼らの娘は大事に至らず、深刻なけがは負っていません。クルーズ家は、現段階では娘のプライバシーを尊重するようメディアに求める」とし、搬送されたのがクルーズ議員の14歳の長女であることを示唆した。

クルーズ議員は当時ワシントンDCにいたが、事態を受けてテキサス州に戻ったかどうかは不明。

14歳の長女、キャロラインさんは、今年TikTokに投稿した動画で、バイセクシャルであることを公表。父親の政治的主張には同意できないとも語り、テッド・クルーズの娘としてしか見てもらえないことに不満を露わにしていた。

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クルーズ議員は共和党の中でも保守強硬派で知られ、妊娠中絶や銃規制には反対、移民政策では取り締まりの厳格化を主張している。2016年には大統領選に出馬。共和党の指名争いでは、圧倒的な強さを見せたトランプ前大統領と一騎打ちとなるまで戦い抜いた。