西側首脳のシャツなし姿「おぞましい」プーチン大統領が反撃

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ウクライナ侵攻をめぐって西側首脳たちと対立を深めるロシアのプーチン大統領が、ドイツ・エルマウにて開催されたG7サミットで、シャツなし姿の写真をネタにされたことに反応。リーダーらの体型を「おぞましい」と反撃した。

26日のG7首脳会合で、ジョンソン英首相は着席するや否や、報道陣を前に「上着を脱ごう。服を脱ごうじゃないか」と提案。首脳らの顔に笑みが漏れる中「われわれ全員が、プーチンよりもタフだってことを見せつけなけれならん」と話すと、カナダのトルドー首相が「胸をはだけて乗馬するやつをやろうじゃないか」と乗っかった。

フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長も「そうね。乗馬がベストよ」と盛り上がり、ジョンソン首相は改めて「胸筋を見せつけてやらねばならん」と語った。

首脳たちがネタにしたのは、2009年に撮影された大自然の中で乗馬をするプーチン氏の写真。このなかで、プーチン氏は上半身裸に金のネックレス、サングラスといったマッチョな姿を披露している。これ以外にもフィッシングやハンティングをするシャツなし写真があるが、プーチン氏は、以前ジャーナリストの取材に、これらのスタイルについて、「バケーション中は、茂みに隠れる必要などない」と理由らしきものを語っている。

ニューヨークポスト紙によると、29日、中央アジアのトルクメニスタンを訪れたプーチン氏は、記者らに「どうして胸をはだけたいのか理解できないが、いずれにしてもおぞましい光景だろう」と、自分をからかった首脳たちに反撃。良い体になるには「暴飲や悪習をやめて、体を動かして、スポーツに参加する必要がある」とアドバイスを送った。さらに、口調を変えて、G7首脳たちは「それに気を配れば成功できる性格の持ち主たち」と持ち上げた上で、「これらについて話題にしているという事実は、良いことであり、称賛に値する」と語ったという。

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