サンダース氏が勝利確実 ネバダ州党員集会

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ネバダ州では22日、民主党候補者選びの第3戦となる党員集会が行われた。東部時間の午後8時頃、米各メディアはバーニー・サンダース上院議員の勝利が確実になったと報じた。

NBCによると、4.2%の地区の開票が進んだ時点で、サンダース氏は44.7%の票を獲得。続いてジョー・バイデン前副大統領が19.5%、ピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長は15.6%、エリザベス・ウォーレン上院議員は11.8%となった。

サンダース氏が勝利するのはニュー・ハンプシャー州に続く2州目。The Hillによるとアイオワとニューハンプシャーは90%以上が白人であるのに対し、ネバダはラテン系が30%、黒人が10%で、さらに全国でアジア人の人口増加率が最も高い。

2016年の予備選では有色人種の支持獲得に苦戦したことが敗因となったが、4日前に公表されたUnivisionの世論調査ではラテン系の支持が33%となり、2位バイデン氏(22%)と大きく差がつく結果となっていた。

NBCは入り口調査のデータとして、サンダース氏は最も若い党員の人気が高く、17歳ー29歳の3分の2の票を獲得。さらにラテン系の約半数の票を獲得していると報じている。

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第4戦となるサウス・カロライナ州予備選挙は29日に行われる。民主党有権者の半数以上が黒人の同州では、各種世論調査でバイデン氏が首位を維持しているが、サンダース氏との差が縮まっている。20日に公表されたWinthrop Universityの世論調査では、バイデン氏の支持率は24%で、昨年10月の37%から10ポイント以上ダウン。一方、前回8%だったサンダース氏の支持率は19%に上昇した。