NYのハーフマラソン、ゴール直後に男性死亡

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21日、ニューヨーク市のブルックリンで行われたハーフマラソン大会で、男性のランナーが死亡する事故があった。

ニューヨークポスト紙によると、死亡したのは、地元フラットブッシュ在住のディビッド・ライヒマンさん(30)。午前9時ごろ、ゴールした直後に倒れ、心肺停止の状態となった。搬送先の病院で、死亡が確認された。

消防局によると、この日のマラソン大会では、ライヒマンさんを含め、合計16人が病院に搬送された。4人が重症だという。

同大会は、ブルックリン・ミュージアムから、プロスペクト・パークを抜け、コニーアイランドのボードウォークまで走るコースで、今回の参加者は約22,000人だった。

米北東部は週末、各地で記録的な暑さとなった。米国立気象局は、高温多湿に関連する病気のリスクについて、警戒を呼びかけていた。

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午前9時ごろの気温は約21度、湿度83%の蒸し暑い気候だったという。ある警察官は、ポスト紙に「主催者または保健当局者は、天候による中止を宣言すべきだった」と語っている。

これまで何度も参加した経験のあるランナーは、最も暑く、今回のように過酷なレースは初めてだったと、同紙に述べた。

ブルックリン・ハーフマラソンでは、2014年にも31歳の男性が、ゴールした後に倒れ、死亡している。

主催団体のニューヨーク・ロード・ランナーズは声明で、「ランナーや観客、ボランティア、スタッフのメディカルニーズに備え、コース全体に医療スタッフを配備していた」と発表。気象条件については、市や気象専門家と相談し、レース前およびレースの最中も注意深く監視していたと発表している。