サウスカロライナ州世論調査 バイデン氏支持率トップ35%、ステイヤー氏17%

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29日に予備選挙が行われるサウスカロライナ州の民主党有権者に対する最新の世論調査では、バイデン氏の支持率が2位のトム・ステイヤー氏を2倍以上の差をつけて上回る結果となった。

クレムソン大学が民主党の有権者650人に対して2月17日から25日に実施した調査によると、ジョー・バイデン前副大統領に投票すると回答した人が35%、富豪のトム・ステイヤー氏が17%、全国でトップのバーニー・サンダース氏は13%だった。その他、エリザベス・ウォーレン上院議員とピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長がともに8%で並び、エイミー・クロブシャー上院議員は4%だった。

ジョーバイデン: 35%
トム・ステイヤー:17%
バーニー・サンダース:13%
エリザベス・ウォーレン: 8%
ピート・ブティジェッジ: 8%
エイミー・クロブシャー:4%
トゥルシ・ガバード:2%
わからない:12%

サウスカロライナ州では黒人の有権者が57%を占める。同州に望みをかけるバイデン氏は、過去3州の選挙での結果が振るわず、24日公表のNBCとMarist 大学の共同調査では、2位のサンダース氏が5%差まで迫っていた。今回の調査で、同州を「ファイアウォール」と呼ぶバイデン氏の基盤の強さが改めて明確になった。

発表資料によると、回答者の40%近くが予備選が始まる前から候補者を決めていたと回答。サウスカロライナ州知事を経て、上院議員を務めたストロム サーモンド氏やフリッツ・ホリングス氏との関係、同州に頻繁に訪問したことがバイデン氏にとってアドバンテージになっていると分析している。

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調査は電話とオンラインの両方で実施。回答者の人種は黒人57%、白人37%、ヒスパニック1%。調査の誤差範囲は+/- 3.8%、信頼レベルは95%。