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バーニー・サンダース氏に集中砲火 サウスカロライナ州民主党討論会

サウスカロライナ州チャールストンでは25日、週末の予備選挙を前に民主党候補者による討論会が行われた。

黒人有権者がマジョリティーの同州では、これまでの事前調査でジョー・バイデン前副大統領がリード。24日発表のNBCとMarist 大学の共同調査では、バイデン氏の支持率は27%で、バーニー・サンダース上院議員は23%、トム・ステイヤー氏が15%で三位となった。続いて、ピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長9%、エリザベス・ウォーレン上院議員9%、エイミー・クロブシャー上院議員8%という結果だった。

討論会はトップを走るバーニー・サンダース上院議員に、当選可能性や政策の実現性を巡って、他の候補者が集中的に批判を浴びせる展開となった。

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先週のネバダ州討論会に初出場し、集中砲火を浴びたマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長はオープニングで、ロシアがサンダース氏のキャンペーンに肩入れしているとされる件に触れ、「ウラジーミル・プーチンはドナルド・トランプが大統領をするべきだと考えている。あなたは彼に負けるだろうから、ロシアはあなたを支援しているのだ。」と攻撃した。

先週、連邦当局がサンダース氏に、ロシアが同氏の支援を目的に選挙に干渉していると報告していたことが、ワシントンポスト紙の報道により明らかとなった。

ブルームバーグ氏の発言を受け、サンダース氏は「プーチン氏に言わせてほしい。私は中国の習主席と良い友人ではない。習主席は独裁主義的な指導者だ。」と発言。「2016年選挙に干渉して、アメリカ人同士を敵対させようとしたプーチン氏に言わせてくれ。もし私が米国大統領になるならば、信用してほしい、あなたはもうアメリカの選挙に介入することはできない」とカメラに向かって訴えた。

富豪のトム・ステイヤー氏は、格差に関するサンダース氏の分析は正しいと述べつつ「彼の解決法が好きではない。政府が経済の大部分を乗っ取ることは労働者や家族にとって意味がない」と、社会主義的な政策に反対を唱えた。

ピート・ブティジェッジ氏は、サンダース氏の国民皆保険政策に関わる試算が変化していることについて、「現在の価格がいかほどかさえ知る由もない」と批判しつつ、サンダース氏が選ばれた場合、トランプ政権が4年続く上に、上下両院を失うことにつながると主張した。

エイミー・クロブチャー上院議員はサンダース氏の政策実現にはアメリカ経済の3倍に相当する60兆ドルの予算が必要になると指摘。「この国の有権者がどこにいるのか注目するべきだ」とオバマ大統領の発言について言及し、「それこそが我々が為すべきことだ。彼らはあなたとともに60兆ドルを費やしたいと思っていない」と中道候補の立場をアピールした。

国民皆保険や公立学校の無償化、富裕層への税制などの政策で、サンダース氏と主張が重なるエリザベス・ウォーレン上院議員は、「バーニーと私は多くのことで同意しているが、私の方がバーニーよりも優れた大統領になると考えている」と主張。「進歩的アジェンダを実効するのは本当に難しく、詳細を掘り下げて実現できる人物が必要だ」と述べ、「私がその仕事を行った」とアピールした。「深く掘り下げ、懸命に働き、実際に成し遂げる大統領が必要だ」と、サンダース氏の実行力に疑問を投げかけた。

サンダース氏に加え、ウォーレン氏は前回に引き続き、ブルームバーグ氏を厳しく批判。同氏の企業における女性従業員へのセクハラ問題をめぐる秘密保持契約の開示を要求したほか、納税申告書を公開していない件に触れ、「彼がいくら金を持っているかは関係ない。民主党の中核は、彼を決して信頼することはない」と述べた。さらに、教師時代に直面した妊娠差別を振り返りつつ、「少なくとも、ブルームバーグ市長が妊娠した従業員に言ったとされる、”それを殺せ”と私に言うような上司はいなかった」と述べた。

一方、ブルームバーグ氏は「決して言ったことがない」と否定。「念のために言っておくが、彼女がニューヨーク市で教師をしていたならば、そのような問題は決してなかった。我々は教師を正しい方法で扱い、組合も同じことを言うだろう」と市長時代の実績を強調した。

サウスカロライナ州の予備選挙は29日に実施される。さらに3月3日のスーパーチューズデーでは、14州が一斉に予備選を行い、代議員の3分の1が決定する。

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