『素晴らしき哉、人生!』舞台化。ポール・マッカートニーが音楽担当

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ホリデーシーズンの定番映画、フランク・キャプラ監督『素晴らしき哉、人生!』(It’s A Wonderful Life)(1946)が舞台化され、ブロードウェイで上演されることが決定した。NYポストが報じた。

ポール・マッカートニー初のミュージカル音楽

音楽は、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)(77)が手がける。マッカートニーがミュージカル音楽を作詞作曲するのは今回が初めて。

ミュージカルは、2020年後半に英国のウエスト・エンド劇場で上演されたのち、ブロードウェイに場所を移す計画だという。

プロデューサーは、英国人のビル・ケンライト(Bill Kenwright)、脚本はリー・ホール(Lee Hall)を予定しており、マッカートニーと共同で作詞を手がけるといわれている。
リー・ホールは、エルトン・ジョン(Elton John)と2005年の「リトルダンサー」のミュージカルを執筆し、今年公開されたエルトン・ジョンの伝記映画『ロケットマン』(Rocketman)の脚本を手がけた。

マッカートニーは声明で「これまでミュージカルの作曲は、心を惹かれるものではなかったが、ビルとリーに会って話し合い、楽しいものになるだとうと、興味を持ち始めた。『素晴らしき哉、人生!』は我々全員に通ずる普遍的な物語だ。」と語った。

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現在、主人公のジョージや、悪役の金持ちのポッターのパートなど10曲以上が完成しているという。デモを試聴したポスト紙の記者ジョニー・オレクシンスキ(Johnny Oleksinski)によると、「ヘイ・ジュード」のナナナナーのサビを彷彿させるような素晴らしい曲も含まれ「真に失われたビートルズのアルバムのよう。」と感想を語っている。

マッカートニーは北米ツアーが終了し、ジェームス・コーデンと出演したTV番組がエミー賞にノミネートされている。