米CDC 大腸菌感染流行でロメインレタスの摂取中止を警告

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米疾病対策センター(CDC)は20日、米国内で販売されているあらゆる種類のロメインレタスを摂取しないよう警告を発令した
CDCによると、先月より11州で32人がロメインレタスが原因とみられる大腸菌O157:H7(E. coli)に感染し、そのうち13人が入院した。

CDCは、自宅に保管しているロメインレタスは感染者がいなくても破棄するよう指導している。摂取が禁止されるロメインレタスには、ホール(丸ごと)だけでなく、カットされたものや、ベイビーロメイン、スプリングミックスなどのミックスサラダ、シーザーサラダなども含まれる。

栽培者やサプライヤー、ディストリビューター、ブランドなどは特定されていない。米国では、今年1月にもアリゾナ州産のロメインレタスによる大腸菌感染が発生。210人が感染し、5人の死亡者が出た。今回の流行に関して、CDCは前回とは菌の遺伝子パターンが異なるため、別の病原性大腸菌だとしている。