制服で全員出勤! トランプ氏起訴でNY市警が警戒高める

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トランプ氏が起訴されたことを受け、ニューヨーク市警察局では、すべての警官に、明日(31日)制服を来て出勤するよう命令が下ったという。

トランプ氏起訴の一報が流れたのは30日夕方。ニューヨークタイムズは、5人の事情を知る人物の話として、ポルノ女優に対する口止め料の支払いに果たした役割をめぐって、大陪審が起訴の判断を下したことを報じた。大統領経験者が刑事訴追されるのは、米史上初めて。

起訴状が公開されるまで、罪状は明らかにならないが、タイムズは訴因は20数件に及ぶと伝えている。

判明しているのは、マンハッタン地区検察が、トランプ氏の弁護士に出頭に関して連絡を取ったということだが、出頭日がいつになるのか、どのように行われるかは明らかにされていない。一部では来週早々との憶測も流れている。

警官の動きは、CNNのアナリスト、ジョン・ミラー氏が番組内で伝えた。

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同氏は「市内にあるニューヨーク市警の全指令部にテレタイプが送られ、警察局の全メンバーに、ランクや任務に関係なく、明日制服を来て出勤するよう命令があった」と説明。「大量の警官を動員しなければならない場合に備えて、あらゆる選択肢を用意している」と話した。

さらに、情報機関がSNSを監視し、プラウド・ボーイズやスリー・パーセンターズ、オース・キーパーズといった1月6日の議事堂襲撃事件に関わった極右グループの動きに目を向けるだろうとした上で、重要な日は2日間あると指摘。起訴が正式に発表される可能性のある明日と、トランプ氏の出頭日が難関になるとの考えを語った。

ニューヨーク市警察の規模は全米最大で、3万6,000人の警官と1万9,000人の一般職員から成る。

なおこの日は、ロウアーマンハッタンにある刑事裁判所前に数名のプロテスターが現れたほか、ブルックリンブリッジに少数の抗議者が集まり、橋が閉鎖されたと報じられた。

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刑事裁判所前の報道陣の様子 ©MashupReporter
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起訴の一報をテレビで知り、椅子から飛び上がってお隣のニュージャージー州から駆けつけたという反トランプ派のロバート・ホートソンさん。「大変ハッピーな気分だ。アメリカがついに民主主義を取り戻そうとしているからだ」と述べ、「手錠をかけられる姿、法廷にいる姿、有罪評決がくだる様子を目にすることを望んでいる」と語った。さらに、ニューヨーク以外に、ジョージア州の捜査と機密資料の持ち出しに関する連邦捜査、1月6日の議事堂襲撃事件など、さらに大きな案件が残っているとし、国家反逆や扇動の罪に問われ、大統領選出馬の道を絶たれることを願っていると語った。