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NY市長選が混乱。集計ミスで暫定結果を訂正

ニューヨーク市の選挙管理委員会(BOE)は29日、同日発表した市長選予備選の暫定結果に13万5000票のテスト用投票用紙が誤って含まれていたと明らかにした。

暫定結果では、元警官でブルックリン区長のエリック・アダムス氏が36万8898票(51.1%)、キャスリン・ガルシア前衛生局長が35万2990票(48.9%)を獲得。投票日当日の夜に発表された差(10%以上)が大幅に縮まった。

選挙管理委員会は、新たな投票システム「ランクド・チョイス・ボーティング」のソフトウエアを検証するために行ったテストの結果が、誤って結果に含まれたと説明。これらを取り除き、改めて結果を更新すると発表した。

なおこの発表前に、トップを獲得しているアダムス陣営が、投票数(94万1832票)が、選挙当日の集計数(79万9827票)よりも10万票以上、上回っていることに説明を求めていた。

選挙管理委員会は30日夜、再び暫定結果を発表した。アダムス氏が26万455 (31.8%)でトップ。次いで、人権弁護士のマヤ・ワイリー氏18万1590 (22.2%)、ガルシア氏は15万8221 (19.3%)だった。
ランクド・チョイス・ボーティングで集計した場合、最終的にはアダムス氏が35万8521(51.1%)で、ガルシア氏が34万3766(48.9%)となった。

Pix11によると、集計されていない不在者投票は12万3000票あり、そのうちマンハッタンの票は3万9000票だという。同地区ではガルシア氏の人気が最も高く、次いで人権弁護士のマヤ・ワイリー氏、アダムス氏の順となっている。

キャスリン・ガルシア候補(Ben Von Klemperer / Shutterstock.com)

新システムを採用

ニューヨーク市では、今回の市長選で初めて、ランクド・チョイス・ボーティング制度を導入した。有権者は上位5人の候補者にランキングをつけて投票する。1位を最も多く獲得した候補者の票数が過半数を上回った場合、この人物が当選する。過半数に満たない場合、最下位の候補者を脱落させ、この人物を第一候補として選んだ有権者の票は、各票に記された第二候補者へと割り当てられる。

マヤ・ワイリー候補(mashupNY)

選挙管理委員会が誤った集計結果を発表したことを受け、ワイリー氏は人員的なミスにより、選挙結果への信頼が損なわれると委員会を非難。透明性とプロセスの公平性を確実にするよう求めた。
ガルシア氏も、有権者の政府や民主主義への信頼性を高めるべきだと訴えた。

選挙管理委員会は、票の集計には数週間かかるとしており、最終結果は7月中旬に判明すると発表している。

民主党の登録有権者が共和党の8倍にのぼるニューヨーク市では、民主党予備選が事実上の決戦となる。

アダムズ氏が当選の場合、昨年死去したデービッド・ディンキンズ(David Dinkins)氏に次いで、2番目のアフリカ系アメリカ人の市長が誕生することとなる。ガルシア氏もしくはワイリー氏が当選した場合、ニューヨーク市で初めての女性市長となる。

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